賃貸物件を経営している大家さんの中には、空室対策にまで手が回らない人も多いと思います。
そんな時には、管理会社に空室対策を任せてしまうのも一つの方法です。
しかし、実際にどのように管理会社を探せばいいのか、分からない人も多いでしょう。
そこで今回は、空室対策で失敗しない管理会社の探し方とは?というテーマで、費用やポイントなども併せて解説していきたいと思います。
空室対策で管理会社を探している大家さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
空室対策を管理会社に任せるメリットとは?
それではまず、空室対策を管理会社に任せるメリットについて解説していきましょう。
空室対策を管理会社に任せるメリットは、空室対策に限らず賃貸物件の経営に関わるほとんどの管理業務を代わりにやって貰える事だと言えます。
一般的な賃貸経営では、以下のような管理業務があります。
- 入居者の募集
- 家賃の回収
- 家賃を滞納している入居者への対応
- 入居者のクレーム対応
- 賃貸契約の更新
- 入居者が退去する時の立会
- 敷金などの精算
- 賃貸物件の点検と清掃
- 修繕時の施工業者の手配
このような管理業務を大家さんが一人で行おうとすれば、とても大きな負担になるでしょう。
しかし、上記の業務を管理会社に任せてしまう事で、大家さんの時間と手間を大幅に減らす事が可能になります。
もちろんそれなりの費用は必要になりますが、賃貸物件の管理が楽になるという点では、十分なメリットになると言えるでしょう。
入居募集が特に重要です
毎月の管理料が家賃の3%~8%かかりますが、一切空室対策をしない管理会社も多くあります
管理料を一般業務に対する対価と考えている管理会社もあるからです
以前なら、一般業務だけで入居率を保っていましたが、なにもしなければ間違いなく入居率が下がる時代になってきました
空室対策の管理会社への費用はいくら?
では次に、空室対策の管理会社への費用について解説していきます。
空室対策を管理会社に任せた場合の費用(管理手数料)は、その物件の家賃収入の5%程度だと言われています。
また、物件の築年数や立地条件、アパートかマンションかなどの条件によって、安くて3%、高くて8%程度の相場になる事が多いです。
注意点としては、物件の見回り・点検・清掃といった建物の管理費用は、上記の管理手数料とは別に請求される場合があるので、分からない場合は管理会社に確認しておきましょう。
広告料・仲介手数料は別途かかる
管理料と別に入居者を見付けてきてくれた場合、広告料もしくは仲介手数料がかかります
- 広告料・・・金額の制限がない(家賃1ヶ月分~3ヶ月分)
- 仲介手数料・・・入居者と家主を合わせて家賃1か月分が仲介手数料の上限
空室対策の管理会社の探し方とは?
では次に、空室対策の管理会社の探し方について解説していきます。
無料の一括査定比較サービスを利用する
一括査定比較サービスとは、複数の管理会社の業務内容や見積もりを同時に比較する事が出来るサービスです。
任せたい物件の情報を入力するだけで、その地域で管理を代行している複数の管理会社を簡単に探す事が出来ます。
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銀行などの金融機関に相談する
大家さんの中には、賃貸物件を購入する際に銀行などの金融機関から融資を受けている人も多いでしょう。
その場合、その金融機関に管理会社を紹介して貰う事が出来るケースがあります。
自分で探すよりも確実なので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
空室対策の管理会社を探す時のポイント
それでは最後に、空室対策の管理会社を探す時のポイントについて解説していきます。
家賃の値下げ以外の提案
管理会社によっては、空室対策と称して安易に家賃の値下げを大家さんに要求してくるケースがあります。
しかし、家賃を値下げして入居率が上がったとしても、当初予定していた家賃収入が大幅に下がってしまっては、元も子もありませんよね。
そこでポイントは、以下のような提案をしてくれる管理会社を選ぶ事です。
- 不動産業者への広告料の見直し
- フリーレントなどの導入
- 内装の改修
- ネットやエアコンなどの設置
空室対策の確かな実績がある管理会社は、家賃の値下げを要求する前に、上記のような具体的な提案をしてくれる事が多いです。
管理物件の空室率が5%以下
空室対策の管理会社を選ぶ時の一番確実な方法は、実際に空室対策に成功している管理会社を選ぶ事です。
その際の一つの基準が、空室率が5%以下だと言われています。
この水準をキープしている管理会社であれば、空室対策を任せても大丈夫でしょう。
ネットの評価が高い
空室対策を任せるにあたって、その管理会社の評価は大切なポイントです。
気になる人は、管理会社の名前をネットで検索する様にしましょう。
そこで評価が高ければ、ある程度は信用できる管理会社だと言えるでしょう。
逆にあまりにも評価が低い場合は、どんなに空室対策が優れていても避けた方が無難です。
そして4つ目は、非常時への対応が迅速な点です。
トラブルへの対応が遅い管理会社だと、入居者からのクレームが殺到するでしょう。
その様な管理会社では、空室対策なんて任せられませんよね。
空室対策を任せるのなら、非常時への対応が迅速な管理会社を選ぶ様にしましょう。
まとめ
さて今回は、空室対策で失敗しない管理会社の探し方とは?というテーマで、費用やポイントなども併せて解説してみました。
賃貸物件の空室対策は、個人ではなかなか難しいのが現状です。
そんな難しい空室対策をしてくれる管理会社は、大家さんにとって心強い存在だと言えるでしょう。
他にも、管理会社への費用や選ぶ時のポイントなども解説しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。