ペット可の賃貸で猫を飼っている人は多いと思いますが、猫がいるとどうしても壁などに傷が付いてしまう事もありますよね。
そのような場合、退去費用が高額にならないか不安になる人も多いでしょう。
また、退去費用を少しでも抑えられる方法があったら知りたいですよね。
そこで今回は、猫を賃貸で飼って壁が傷付いたら退去費用は高いのか?というテーマで、相場なども踏まえながら解説していきたいと思います。
猫を賃貸で飼っていて壁が傷付いたら退去費用は高い?
では早速、猫を賃貸で飼っていて壁が傷付いたら退去費用は高いのか?という点から解説していきましょう。
結論から言うと、猫に限らずですがペット可の賃貸の場合は、ペット不可の賃貸に比べると退去費用は高くなる傾向があります。
物件によっては、もともとペットを飼っていれば壁が汚れたり傷ついたりするのが予想できるので、敷金として退去時の原状回復費用で家賃2ヶ月分程度を先に支払うケースもあります。
また、壁全体に傷や汚れが付いていて、全てクロスを貼り替えるなどの工事が必要な場合は、一部分の貼り替えに比べて費用も高額になります。
退去費用が高くなる可能性のあるケース
では次に、猫を賃貸で飼っていて退去費用が高額になる可能性があるケースを解説していきましょう。
どのようなケースで、退去費用が高額になりやすいかを知っておくと、入居時に対策をしておける可能性が高くなりますよね。
・猫の爪とぎで壁が傷付いているケース
・壁や柱をかじってしまっているケース
・壁や部屋全体に猫の匂いが染みついているケース
上記のようなケースでは、退去費用が高くなる可能性があります。
特に、壁全体に傷が付いていたりする場合は、壁のクロスを全体的に貼り替える工事や補修工事が必要になるので、費用も高額になりやすいと言えます。
さらに、壁のクロスの貼り替えだけでなく、下地の部分まで汚れが染み込んでいたり、匂いが付いてしまっている場合など取り替える必要がある時は、それに伴って費用も高額になります。
猫を賃貸で飼っている時の修繕費用の相場
それでは次に、猫を賃貸で飼っている時の修繕費用の相場をご紹介していきましょう。
壁のクロスの貼り替えだけでも、場所や規模によって費用が異なります。
・居室6~10畳:4~7万円程度
・キッチン:4万円程度
・トイレ、洗面所:4万円程度
・玄関や廊下:4万円程度
猫を賃貸で飼っている時の壁の修繕費用は、おおよそ上記のような相場となっています。
猫を賃貸で飼っている時に壁を傷つけないための方法
それでは次に、猫を賃貸で飼っている時に壁を傷つけないための方法をご紹介していきたいと思います。
効果的に対処して、少しでも退去費用を抑えましょう。
保護シートを貼る
まず1つ目は、保護シートを貼るという方法です。
猫の爪は鋭いので、賃貸の壁のクロスは簡単に破けたりして傷が付いてしまいます。
そのような場合は、凹凸がなく猫が爪を立てても簡単には破けない保護シートを貼る事をおすすめします。
壁一面を覆うように貼っても良いですし、決まった場所しか猫が行かないような場合は、傷が付きそうな部分のみ保護シートを貼るという方法もあります。
爪とぎを設置する
2つ目は、爪とぎを設置するという方法です。
猫は習性的に、どうしても壁などで爪とぎをします。
これは、猫の習性なのでしょうがないとも言えますが、そのまま放置していると壁があっという間にボロボロになってしまいます。
そのため、至る所に爪とぎを設置しておけば、猫は壁ではなく爪とぎ使うので壁が傷付く事を避けることが出来ます。
賃貸の場合は、壁の傷1つでも費用が変わってくるので、このような簡単に出来る対策はしておくべきでしょう。
まとめ
さて今回は、猫を賃貸で飼っている時に壁が傷付いたら退去費用は高い?というテーマで、費用相場なども併せながら解説してみました。
ペットを飼っていると、ペットを飼っていない人に比べると退去費用は高額になりがちです。
しかし、入居時にある程度壁が汚れないようにしたり、傷がつかないような対策をしていれば、退去費用を抑えることが可能です。
今回は、大掛かりな工事が必要ない、簡単に出来る対策もご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。